相続税を納めすぎてしまう理由は?還付期間と事例を解説

相続税を納めすぎてしまう理由は?還付期間と事例を解説

相続に関する税金について不安を抱く方は多いでしょう。
受け取った資産額に応じて納付が求められますが、後から多く支払っていたと分かれば返済してもらえる可能性があります。
本記事では、相続税を納めすぎてしまう理由をお伝えしたうえで、還付期間と事例を解説します。

相続税を納めすぎてしまう理由

相続税を納めすぎてしまう理由とは、不動産の評価額を間違って査定している可能性が高い点です。
そもそも相続税の還付とは、本来支払う義務のない税金を必要以上に支払っていたと発覚したときに正式な手続きを踏むと返金してもらえる制度です。
なぜ納税済みの相続税を取り戻せるの?と詐欺等の心配をする方もいますが、過払い分を返済してもらえるだけなので安全と言えます。
とくに第三者に資産評価をしてもらう必要がある不動産においては、税金を多く支払ってしまうケースが散見されるため、必ずご自身でも確認しましょう。

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相続税還付の期限と流れ

相続税還付の期限は5年10か月と定められており、相続が発生したと分かった日から期間のカウントダウンがはじまります。
更正の請求手続きの流れは、契約・税務署への書類提出・更正通知書と国税還付金振り込み書を提出後にすべての申請が通れば振り込み完了です。
契約から振り込みまでの期間は、12か月~18か月ほどとされており、少しでも早く済ませたいのであれば必要書類の準備を徹底しましょう。
具体的にどれほどの金額が返金されるかは個人差がありますが、一般的に20%は返還される可能性が高く、それ以上・それ以下の金額にもなり得ます。

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相続税が還付された事例

実際に相続税が還付された事例として、広大地と不整形地が挙げられます。
500㎡以上・1,000㎡以上の複数の物件が建てられる広大な土地を所有していると相続にかかる税金が高額になりがちですが、土地の内容に応じて評価額が最大65%減額されるようになりました。
一戸建てを建てられるような土地であれば評価額は高いままですが、道路・公園などの潰れ地を所有しているのであれば広大地評価の特例が適用される可能性が高いです。
また正方形・長方形ではなく台形・三角形・境界線がギザギザなど不自然な形をしている場合は、不整形地補正率を用いて評価額が決定するため減額されやすいです。
税金を支払った後に評価額が下がれば還付対象になり得るため、気になる土地があれば評価額の見直しを検討しましょう。

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相続税が還付された事例

まとめ

相続税を支払いすぎた場合でも適切な手続きを踏めば税務署から返金対応をしてもらえます。
評価額が高く設定されたものの、土地の将来性や地形に気になるポイントを指摘して見直しして貰えば減額される可能性があります。
申請には期限があり、必要書類も集めなければならないため、余裕を持って準備を進めましょう。
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