葬儀場・火葬場の近くの不動産売却価格は下がる?売り出しのコツもご紹介

葬儀場・火葬場の近くの不動産売却価格は下がる?売り出しのコツもご紹介

葬儀場や火葬場は暮らしに欠かせない施設ですが、その近くに住むことには抵抗感がある方が多いでしょう。
売却したい不動産の近くに葬儀場・火葬場があると、売却価格が下がるのではないか?と心配になるかもしれません。
近くに葬儀場・火葬場がある事実の価格への影響や、売却時のデメリット、売り出しのコツをご紹介します。

不動産の近くに葬儀場・火葬場があると価格に影響する?

近隣に葬儀場や火葬場がある不動産は、売却時の価格が下がる可能性があります。
葬儀場や火葬場は嫌悪施設と呼ばれており「近くには住みたくない」と考える方が多いため、周辺の物件は避けられがちです。
特に、葬儀場・火葬場に隣接する物件は相場の7~8割ほどの価格で取引されています。
ただし、立地条件が良いなど、周辺環境以外の面で強い魅力があればそれほど価格が下がらないことも。
そもそも、葬儀場や火葬場が近くにあることが気にならない方もいるため、大幅に値下げしないと買い手が見つからないほどの影響はないでしょう。

葬儀場・火葬場の近くにある不動産を売却するときのデメリット

価格が下がる可能性がある点のほかに、葬儀場・火葬場の近くにある不動産を売却するときのデメリットは「買主とのトラブルのリスクが高い」「土地は宅地として売却できない可能性がある」の2つです。
不動産の周辺に嫌悪施設がある事実は「心理的瑕疵」または「環境的瑕疵」にあたり、売却時には告知義務が発生します。
売主としてはあえて不利な事実を伝えたくないものですが、告知義務がある事項を隠して不動産を売却することは法律違反です。
買主との認識共有ができていないと、引渡し後にトラブルに発展してしまいます。
また、火葬場の近くにある土地は地目が「宅地」ではない可能性がある点も重要なデメリットです。
建築制限を受けて住宅を建てられない土地は活用方法が限られるため、どんな需要があるのかを考えて売り方を工夫しなければなりません。

葬儀場・火葬場の近くにある不動産を売却するコツ

葬儀場・火葬場の近くにある不動産を売却するコツは「最初は相場どおりの価格で売り出す」「葬儀場・火葬場に買い取りを持ちかける」「訳あり物件専門の買取業者を頼る」の3つです。
葬儀場・火葬場が近くにあることを気にしない方もいるため、最初は相場どおりの価格で売り出し、様子を見てから徐々に値下げしていくのがおすすめです。
地目が宅地ではない場合は、隣接する葬儀場・火葬場の駐車場などとして土地を買い取ってもらえないか交渉してみてください。
早急に売却を決めたいなら、売却活動をするのではなく訳あり物件専門の買取業者を頼るのがスムーズです。

不動産の近くに葬儀場・火葬場があると価格に影響する?

まとめ

売却したい不動産の近くに葬儀場・火葬場があると、価格が相場の7~8割ほどまで下がることがあります。
瑕疵の告知内容をめぐる買主とのトラブルや、土地の地目によっては建築制限を受けるなどのデメリットにも注意が必要です。
最初は相場どおりの価格で売り出す、葬儀場・火葬場の駐車場などとして売る、訳あり物件専門の買取業者を頼るなどのコツも意識してみてください。
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